はじめてのSST 第3回
こんにちは。CNSネットワーク協議会です。
8月9日(金)、「はじめてのソーシャル・スキル・トレーニング」の第3回目が開催されました!
この日は夏らしいお天気でとっても暑くて、みんなでお茶を飲みながらまったり進行となりました。
この日は本題に入る前に、まずは緊張をほぐすために、「お絵かきしりとり」というゲームをしました。
これはその名の通り、言葉の代わりに絵でしりとりをするというゲームです。参加者は声を発さず、絵だけでしりとりをつなげていきます。前の人が何を描いたかはっきり分からない場合も、聞いたりせずに(○○かな…?)と推測しながらつなげていきます。
参加者は難しい題材のお絵かきに挑戦したり、それが何なのか一生懸命推測して繋げたりと思い思いに取り組んでいました。
さて、第3回のテーマは「上手な話の聴き方」でした。
相手の話を聴く時、適当に聞き流していたり、「ちゃんと聴いてるつもりだけどこれであってる…?」と不安になることはありませんか?
上手に話を聴けるようになると、周りの人との関係がとてもよくなります。その練習として、今回は「こんなことありませんか?」のコーナーとロールプレイを実施しました。
「こんなことありませんか?」のコーナーでは、日常でありそうな、上手に話を聴けていない参考例をみんなで観察して、相手の気持ちを考えました。
また、「この人がもう少し上手に聴くにはどうすればよかったかな?」という点からアドバイスを考えることで、聴き上手になるためのポイントを探しました。
ロールプレイではそのポイントを踏まえつつ、相手の話を聴く練習をしました。
家族や友人、職場の人など、様々な状況設定の中で、どんなポイントを押さえて聴くとコミュニケーションがうまくいくか、実践しながら皆で考えていきました。
今回のテーマである「上手な話の聴き方」のポイントの中に、「相手の伝えたかったことを繰り返す」というものがありました。
この繰り返しには二つのレベルがあります。
まずは話の内容を繰り返すというもので、たとえば「締切は3日の午後4時ですね」などといった具合です。これは、聞き間違いがないかその場で確認することにあたって有効な方法です。
また、話の中の気持ちを繰り返すというのもあります。これは「1位になれてうれしかった!」「それはうれしかったね」といった具合です。
相手の一番伝えたかったところに注目してお返しすることができれば、相手もきっと(そこが分かってほしかったの!)と思えることでしょう。
まずは自分ができることを1つずつ。
皆さんが、「無理なくやれそう!」と思える具体的なコミュニケーションのコツを、これからもお伝えしていきたいと思います。
次回のテーマは「会話の始め方、続け方」です。
会話の糸口を探すのって、意外と難しいですよね。
また、せっかく話が始まっても、そこから(どう話せばいいかな…)と考えてしまうことはありませんか?
この回では話しかける時のコツや、会話を続けるときに気をつけると良いことなどをお伝えしたいと思います。
次回もゲームやワークを取り入れて、リラックスした雰囲気で進められたらと思っています。ちょっとでも興味があれば、ぜひご参加ください。
お待ちしています。