はじめてのSST 第4回
こんにちは。CNSネットワーク協議会です。
9月20日(金)、「はじめてのソーシャル・スキル・トレーニング」の第4回目が開催されました!
この日はようやく秋めいてきて、日当たりのいい道を気持ちよく歩けるお日和でした。
この日は本題に入る前に、まずは緊張をほぐすために、「言葉づくり」というゲームをしました。
これは50音が書かれたカード(「を」は除いたもの)を残さず組み合わせて単語を作るというものです。今回はそれを一人で実施するのではなく、参加者でペアを作って行いました。
参加者は「このひらがなは使いにくそう…先に消化しちゃおう!」と作戦を立てたり、後々になって余ってしまった文字に対して一生懸命頭をひねりながら、ひらがなを組み合わせて思い思いに言葉を作っていきました。
このブログをお読みの皆さんならどういう言葉を作りますか?
さて、第4回のテーマは「会話の始め方、続け方」でした。
会話を始める時、どういう話題を選んでいいか、迷うことはありませんか?
また、せっかく話しかけてみても、(なんかやりとりがすぐ終わっちゃってさみしいな…)と思うことはありませんか?
会話の始め方、続け方のポイントを押さえてやってみることで、スムーズに会話を導入し、続けていくことができるようになっていきます。
今回はその練習として、「こんなことありませんか?」のコーナーとロールプレイを実施しました。
「こんなことありませんか?」のコーナーでは、日常でありそうな、上手に話を聴けていない参考例をみんなで観察して、相手の気持ちを考えました。
また、「この人がもう少し上手に話しかけるにはどうすればよかったかな?」「どういうところでつまずいていて会話が続かなかったかな?」という点からアドバイスを考えることで、会話上手になるためのポイントを探しました。
ロールプレイでは、そのポイントを踏まえつつ、会話を開始し、続ける練習をしました。
家族や友人、職場の人など、様々な状況設定の中で、どんなポイントを押さえて聴くとコミュニケーションがうまくいくか、実践しながら皆で考えていきました。
今回のテーマである「会話の始め方、続け方」のポイントの中に、
「相づちを打つ」
「相手の伝えたかったことを繰り返す」
というものがありました。
これは実は、前回SST「上手な話の聴き方」でお伝えしたポイントと重なるものです。
相手の話を受け止め、それを返していくこと。それが会話を続けることにも繋がっていくというわけなのです。
話している相手も、そうやって自分の話を大事に聴いてもらっていることを感じられたら、きっと『もっと会話を続けたい』と思ってくれることかと思います。
まずは自分ができることを1つずつ。
皆さんが、「無理なくやれそう!」と思える具体的なコミュニケーションのコツを、これからもお伝えしていきたいと思います。
次回のテーマは「疲れない人付き合い」です。
人との距離の取り方が難しい…
そこまでイヤではないけどちょっと疲れちゃう…
この回ではそんな時に役立ちそうな考え方をポイントを押さえてお伝えできればと思います。
次回もゲームやワークを取り入れて、リラックスした雰囲気で進められたらと思っています。ちょっとでも興味があれば、ぜひご参加ください。
お待ちしています。