第7回「あんだんてCafé」
こんにちは。CNSネットワーク協議会です。
新しい年があけました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、12月21日(月)、第7回「あんだんてCafé」のご報告をいたします。
会場では引き続き、感染対策として、人と人との距離をあけること、マスクの着用、アルコール消毒などを実施しています。
テーマに入る前に、いつも簡単なゲームをしておりますが、今回は「今年の漢字」を選んでいただきました。
ニュースでは、2020年の漢字は「密」と発表されましたが、
自分の2020年を表す漢字を選ぶとしたら、どんな字になるでしょうか。
選んだものを発表いただき、どうしてその漢字を選んだのかについても、お話いだきました。
たとえば、「“新”を選びました。」
「“新”型コロナウィルス、
感染対策のマスクや手洗いなど“新”たな生活になって大変だったから。
“新”しいワクチンや治療法の開発が進んだから。」
ほかに、「“止”を選びました。」
「コロナで一旦“止”まったこと、中“止”になったことが多かったから。
お店が閉まったり、通勤をやめたり。人と会えない。外出や旅行ができない。
オリンピックもなかった。」
などなど、コロナの例が続いてしまいましたが、
2020年を振り返るのに、コロナなしでは済ませられない気もします。
参加の方と選んだ漢字について話しながら、1年を振り返りました。
同じ出来事についても、人によって受け止め方や注目するところが違うのだなと感じたひと時でした。
さて、今回のテーマは「相談のしづらさ・言いづらさ」です。
まずはじめに、ひきこもり状態について、
ご本人お一人で、または、ご家族だけの力で社会復帰することは非常に難しいということをお伝えしました。
ご家族が専門家に相談したり、講演会や勉強会に参加したりすることが、とても大事なのです。
でも、家庭のプライベートなことを話すことは、ハードルの高い作業です。
どう思われるか心配、責められるかもしれない、
できれば、言いたくない。
…でも、このままではよくない。
分かっているけど踏み出せない。
そういった、ご家族のいろいろな思いをゆっくりお聞きしていきました。
共有できている範囲や、相談しづらい背景や気持ちについて、お話いただきました。
その中で、もっとこんな場所があれば助かる、
こんな情報があれば踏み出しやすい、といった具体的な話もお聞きすることができました。
こちら側ができる工夫や、気を配るポイントなどについて、教えていただき、貴重な機会となりました。
ひきこもりのお子さんを支え、ご家族が一歩踏み出すには、多大なエネルギーが必要です。
現状や経緯を振り返ることにより、変化をみつけたり、ご家族が頑張れている点に気づいたり、そういった時間になっていれば幸いです。
次回の「あんだんてCafé」は、1月25日(月)10時半から同じ会場にて行います。
少しでもご興味をお持ちであれば、ぜひ一度お越しください。
お待ちしています。