子どもの自立を支える家族の会「紬の会」~第1回ご報告~
こんにちは。子どもの自立を支える家族の会「紬の会」スタッフです。
「紬の会」は、ひきこもりや子どもの自立に悩む家族が集い、困りごとや不安を語り合い、
互いに支え合う会です。臨床心理士等の専門家スタッフがご家族に寄り添い、
心の負担が軽くなるようにサポートします。⇒開催日程、詳細はこちらから
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雨の多い季節になりました。
ちょっと出かけるにも腰が重くなってしまいます。
思い切って出かけられたら、アジサイを探してみるのがいいかもしれません。
雨の日のアジサイはしっとりとした華やかさがあっておすすめです。
では、6月21日(月)、第1回「紬の会」のご報告をいたします。
会場では昨年度同様、感染対策として、人と人との距離をあけること、
マスクの着用、アルコール消毒などを実施しています。
今回は第1回で、初参加の方も多く、会場は静かな緊張が感じられました。
そこで、自己紹介の中に「名前」と「好きな食べ物」をお話いただくようにお伝えしてみました。
「肉派」と「魚派」、「うどん派」と「そば派」などなど、
食べ物の好みはそれぞれで、お話しやすいところかと思います。
順番がまわるうちに、参加の方の表情も少しほぐれたように見えました。
さて、今回のテーマは「親子のコミュニケーション~家族それぞれの関係性~」です。
まず、お子さんの子どもの頃の様子を振り返ることから始めました。
「やんちゃ」「おとなしい」「手がかからない」「やさしい」など、いろいろなタイプがあります。
続いて、今の親子の状況を振り返り、以前と違いがあるのか、あるならどんなふうに違っているのかなど考えていきました。
子どもの自立を考えるときに、親子の関係について振り返ることはとても大事な作業です。
親は子どもにとって一番身近な「人間」です。
子どもは安心できる場所をベースに外に出かけ、不安になると戻り、
安心できたらまた出かけることを繰り返し、外の世界に踏み出して行きます。
歩き始めたばかりの赤ちゃんをイメージすると分かりやすいかもしれません。
ですが、だれでも、どんな年齢になっても、外に一歩踏み出すというときには、
安心できる場所があることが大事だと考えています。
最後に、今後、どのような関係性になりたいかを考えていきました。
お子さんに対して、「生活リズムを整えてほしい、仕事についてほしい」など
「○○してほしい」「〇〇になってほしい」と考えるのではなく、
ご自身がどうしたいか、どうなりたいか、子どもとどんな関係を作っていきたいか、
という視点で考えてみることをポイントとしました。
相手に求めるのではなく、
自分に焦点をあてて考えることは負担が大きく感じることもありますが、
今後につながる方法だと考えています。
家庭で1人ではなかなか取り組みづらい作業、そして、大事な作業ができたと思います。
参加の方にとっての一歩になっていれば幸いです。
次回の「紬の会」は、8月16日(月)10時30分~12時です。⇒詳細はこちらから
少しでもご興味をお持ちであれば、ぜひ一度お越しください。
お待ちしています。
※本事業は(公財)新宿区勤労者・仕事支援センターの委託を受け、NPO法人CNSネットワーク協議会(外部サイト)が実施しています。