はじめてのSST 第7回
こんにちは。CNSネットワーク協議会です。
12月20日(金)の第7回「はじめてのソーシャル・スキル・トレーニング」のご報告をいたします。
この日、空気はひんやりとしていましたが、すっきり晴天で澄んだブルーの空が広がっていました。
このプログラムでは、いつも本題に入る前に、まずは緊張をほぐすために、みんなで簡単なゲームをしています。
今回は「言葉づくり」というゲームをご紹介します。
これはひらがな50音が書かれたカードを使い、2枚以上並べて言葉を作るゲームです。
すべてのカードを残さず使うというルールでやるので、けっこう大変です。
終盤になると残ったカードから言葉を作ることが難しくなり、組み合わせを変えたり、並べ替えたりして、工夫をこらして言葉を作る必要があります。ふだんはあまり使わない部分の脳細胞を活性化できるはずです!
さて、第7回のテーマは「感じのいい断り方」でした。
「断りたい、けど、断りづらい…」
はたまた、
「そんなことダメに決まっているだろっ!」
「迷惑だから二度と頼むなよ!!」
こんな風になっちゃうことってありませんか?
今回はそんな日常に潜む「断りたい!」に焦点を当てて、どうすれば感じよく断れるかをみんなで考える機会にしたいな、と準備をしていました。
まず、参考事例として、うまく断れていないケースについて観察をします。
うまくできていない人へのアドバイスを通して、感じよく断る際のポイントを明確化できると思います。
そして、感じよく断る際のポイントを洗い出せたところで、実際にありそうな場面をワークショップ形式で体験していきます。
用意されたシチュエーションであるところの「友達から飲み会に誘われた、でも参加人数が多いみたいだから正直行きたくない」「友達と遊びに行く約束をしている日に両親から用事を頼まれた」等のシチュエーションに対して、一緒に対処を考えていきます。
今回のポイントの中に、
「相手の気持ちに配慮する」
というものがありました。
これは、相手を責める口調にならないようにしましょうということです。
特に関係を大事にしたい相手からの頼みを断る場合には、表情や話し方、ジェスチャーを活用するなどの工夫をしていけるといいですね。
つい、自分の事情が優先して言葉や行動になってしまうこともあるとは思いますが、これからはちょっとした工夫で、相手と気まずくならないようにしていきたいですね。
まずは自分ができることを1つずつ。
皆さんが、「無理なくやれそう!」と思える具体的なコミュニケーションのコツを、これからもお伝えしていきたいと思います。
次回のテーマは「怒りのコントロール」です。
「腹が立つ!!(思わず大声で言い返しちゃってケンカになっちゃった…)」
はたまた、逆に、
「腹が立つ!(けど言えない…私が我慢すればいいのかな…)」
そういうことってありませんか?
そんなときに役立ちそうな考え方やスキルを、ポイントを押さえてお伝えできればと思います。
次回もゲームやワークを取り入れて、リラックスした雰囲気で進められたらと思っています。ちょっとでも興味があれば、ぜひご参加ください。
お待ちしています♪