子どもの自立を支える家族の会「紬の会」~第1回ご報告~
こんにちは。子どもの自立を支える家族の会「紬(つむぎ)の会」スタッフです。
「紬の会」は、ひきこもりや子どもの自立に悩む家族が集い、困りごとや不安を語り合い、互いに支え合う会です。臨床心理士等の専門家スタッフがご家族に寄り添い、心の負担が軽くなるようにサポートします。⇒開催日程、詳細はこちらから(リンクhttps://www.andante-shinjuku.net/r4tsumugi/)
あっという間に梅雨があけてしまい、急な夏の到来に体が追い付きません。
気候の変わり目で体調を崩したりしやすい時期です。どうぞご自愛ください。
では、6月13日(月)、第1回「紬の会」のご報告をいたします。
会場では、感染対策として、人と人との距離をあけること、マスクの着用、アルコール消毒などを実施しています。
さて、今回のテーマは「親子のコミュニケーション~家族それぞれの関係性~」です。
まず、お子さんの子どもの頃の様子を振り返ることから始めました。
続いて、今の親子の状況を振り返り、以前との違いについて考えていきました。
子どもの自立を考えるとき、親子の関係を取りあげることはとても大事な視点です。
親は子どもにとって一番身近な「人間」です。
子どもは安心できる場所をベースに外に出かけ、不安になると戻り、安心できたらまた出かけることを繰り返し、外の世界に踏み出して行きます。
歩き始めたばかりの赤ちゃんをイメージすると分かりやすいかもしれません。
新しい世界に一歩踏み出すというときには、安心して戻れる場所があることが大事だと考えています。
最後に、今後、どのような関係性になりたいかを考えていきました。
お子さんに対して、「生活リズムを整えてほしい、仕事についてほしい」など「○○してほしい」「〇〇になってほしい」と考えるのではなく、ご家族自身がどうしたいか、どうなりたいか、子どもとどんな関係を作っていきたいか、という視点で考えてみることをポイントとしました。
相手に求めるのではなく、自分に焦点をあてて考えることは負担が大きく感じることもありますが、今後につながる方法だと考えています。
ご家族が一歩を踏み出すきっかけに「紬の会」を使っていただけると幸いです。
次回の「紬の会」は、7月11日(月)10時30分~12時です。⇒詳細はこちら(リンク:https://www.andante-shinjuku.net/r4tsumugi/)から
ご都合がよろしければ、ぜひお越しください。
お待ちしています。
※本事業は(公財)新宿区勤労者・仕事支援センターの委託を受け、NPO法人CNS
ネットワーク協議会(リンク:http://hidamari.cns-net.or.jp/)が実施しています。